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生命保険
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生命保険の設計例
生命保険に加入しないという設計
どんな人
65歳の女性で、これまであまり仕事をした事がなく、現在は夫と2人で主に年金で生活している。 夫は仕事をしていたが国民年金だけなので、今は年金と貯蓄によって生活をしている。 夫は前職の関係で月に数日の仕事があるが、生活にゆとりを与えてくれるレベルではない。
相談内容
生命保険に加入する事に抵抗があり、ある共済にずっと加入していた。月々2000円程度であり 幸いにも大きな病気やケガもなく過ごしてこれたが、65歳になって共済の保障内容が変わって しまい、これまで通りの保障や掛け金ではなくなってしまった。
これから病気が多くなる事が心配だが、この年齢で加入できる生命保険はあるのかという内容。
保険内容
年齢的には、生命保険に加入できるものの、血圧を下げる薬を飲んでいるという事だったので もしかしたら加入できないかもしれないという説明をしました。
入院1日につき5000円の保障と、手術の保障だけのタイプで保険料は5205円/月でした。
保険に加入しないで、毎月1万円を貯金で積み立てていく
今までの保険料の倍以上の負担となり、これからずっと支払っていけるかが、とても心配である というお話がありました。
●加入してしまえば、入院をしても大丈夫という安心感より、これから保険料を支払っていけるか どうかという不安の方が明らかに大きい事。
●少しは蓄えがあること
●薬をもらうために病院に通っており、健康状態は常にチェックできているので、大きな病気 になる前には、手を打つ事ができるだろうという事
これらをご夫婦で話し合った結果、保険に加入したつもりで毎月1万円の積み立てをするという 選択をされました。
所感
生命保険の仕事をしている者にとって、保険に加入しない事を勧めるのは正直言って、とまどいが ありました。私は生命保険には最低限のものしか加入しておらず、貯蓄に重点を置いていますが これは私自身が責任を取れることと、健康の維持にも気をつけているからです。
本心を言えば、最低限のもので良いので保険に加入して頂けた方が私も安心だと思っていました。
でも、これはご夫婦できちんと決めた結論であり、この方はもう一年間の積み立てが出来ました。
つまり12万円ですから、1日5000円をもらえる保険にしてみると24日入院できる分の治療費の準備が 出来た事になります。
万が一のための準備も大切ですが、健康維持のためにもお金は有効に使って頂きたいと思います。