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主契約と特約
生命保険契約の多くは「主契約」と「特約」で成り立っています。
ピザに例えると、主契約とは「ピザ生地」で、特約は「トッピング」だとイメージして頂ければ良いと思います。

死亡保険の「主契約」と「特約」の例
「ピザ生地」の部分は死亡してしまった時に支払われるものです。
死亡の理由が病気によるものでも、事故などによるものでも保険金を受け取れます。
(自殺の場合や戦乱などの場合は支払われない場合もあります。詳しくは保険会社にお尋ねください)

「トッピング」の部分は死亡保障の他に入院時の保障など、さまざまな種類があります。
特約における死亡保障の場合は、例えば災害に遭ってしまった事による死亡の場合に、 主契約に上乗せして保険金が支払われる等の条件があるものもあります。

重い病気になった場合
ガンや脳梗塞、心筋梗塞などの重い病気になった場合に、まとまったお金を受け取れる (入院時の保障とは別で受け取る事が出来る。金額は数百万円)。

入院の場合
入院した場合に1日いくらかをもらえる(腰痛や肩こり、むち打ちなどの場合はもらいにくい)。
入院が長期になった時に追加で保障される。
成人病による入院の時に追加で保障される。
女性特有の病気(乳ガンや子宮ガンなど)の入院の場合に追加で保障される。
骨折や腱の損傷の時に、いくらかもらえる。

通院の場合
入院後の通院で1日いくらかもらえる(入院をしなくても保障されるタイプもある)。

医療保険の「主契約」と「特約」の例
医療保険(主に入院した場合にもらえる保険)にも、同様に主契約と特約があります。
特約の種類は死亡保険の場合と似ています

「主契約」と「特約」では何が違うのか?
生命保険に加入するという事は、生命保険会社と契約をするという事になります。
主契約と特約の違いはは分かりやすく表現すれば「契約の仕方」が違うのです。
保険としての機能、つまり万が一の場合に保障するという意味では違いはありません
「主契約」が強くて「特約」が弱いというような事はないのです。

(パターン1) 死亡保険が主契約の場合
私が○○保険会社と契約する場合に、
「私が死亡してしまったら受取人(配偶者や家族)に保険金を支払ってくださいね」
というのが主契約となります。
特約というのは
・入院をしたら1日○○○円保障してください
・重い病気になったら○○万円保障してください
・災害に遭って死亡したら主契約とは別に○○○万円を追加して受取人に支払ってください
という内容を追加しています。

(パターン2) 医療保険が主契約の場合
私が○○保険会社と契約する場合に、
「私が入院をしたら保障をして下さい」
というのが主契約となります。
特約というのは
・重い病気になったら○○万円保障してください
・災害に遭って死亡したら主契約とは別に○○○万円を追加して受取人に支払ってください
・死亡てしまったら受取人(配偶者や家族)に保険金を支払ってください
という内容を追加しています。

パターン1と2を比べると「保障機能」としては全く同じ
いろんな保障については単独で契約できるものあります。
しかし、これらの保障を全て単独で契約するのは面倒ですし、保険証書などの管理も煩わしいという事もあり、セットで契約する事が多いです。

パターン1と2の違いは、保険の見直しをする時に出る
年月が経つにつれて、ある保障が不要になる事もあるでしょう。
例えば子供も独立したし、ある程度の貯蓄ができたので、死亡保障は必要ないという事になった 場合にはこんな事も考えられます。
主契約である死亡保障が必要ないが、入院保障などの特約は続けたいという事が出来ないのです。 死亡保障を解約してしまうと特約も自動的に解約となってしまいます。

もちろん特約だけを解約することは出来ます(主契約は継続されます)。

逆に医療保険を主契約にして、死亡保障を特約にしている場合には、死亡保障だけを継続する事は不可能です。

契約の方法も大切
毎月の保険料や、必要な保障を話し合う事の他に、契約の形をどうするかも大切です。
セットで契約する方が保険料が割安な事もありますが、不要な保障を解約したり、必要な保障を 追加したりする事がしやすい形態にしておく事が良いでしょう。

セットで契約をする時は
・契約した保険を一部解約することは考えていない
・セット内容がシンプルな場合(医療保険にケガで通院した時の保障を追加するだけなど)
などが良いでしょう。

私は「死亡保障」と「入院保障」を分けておく契約をお勧めしています。